2009年5月16日土曜日

食道の病気(胃静脈瘤)

静脈瘤は 静脈が腫瘤状に大きくなったものだって・・・

原因のひとつには 肝硬変・・・これは原因の90%を占めているらしい・・・

あと 特発性門脈圧亢進症 肝静脈閉塞症 門脈塞栓症 日本住血吸虫症「なに?これ?」・・・

・・・肝硬変になると 門脈血流が阻害される(門脈圧亢進症)から 血液を送る側副血行路ができる

食道 胃静脈は側副血行路として使われ 次第に静脈瘤が形成されるが 静脈瘤の症状はなくて 静脈瘤が破裂して 吐血 下血 黒色便・・・

えぇ~ 症状がないんじゃあ 分からないジャン・・・定期健診すればいいか?!

検査は内視鏡検査 腹部超音波検査 造影CT検査がある

治療法は出血を防いで 破裂させないことを治療目的とする

内視鏡治療
・内視鏡的硬化療法(EIS):静脈瘤内に硬化剤を注入して血栓で閉塞させるか 血管外に注入して静脈瘤を圧迫して再発を予防する方法
・内視鏡的静脈瘤結さつ術(EVL):内視鏡先端のフードに静脈瘤を吸引し 静脈瘤の根元にゴムをかけて静脈瘤を壊死させる方法
内科的治療
・バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO):大腿静脈からカテーテルを挿入して 静脈瘤のある血管でバルーンを膨らませて血流を遮断し硬化剤を注入する方法
<手術治療>
・直達手術とシャント手術
<薬物治療>
・門脈圧を低下させる目的で与薬 出血の緊急時にはピトレシンを注射 
(心不全や重篤な副作用があるので投与禁忌には注意が必要)
「ナースのための早や引き消火器疾患ハンドブック」参考

<日本住血吸虫>
扁形動物門 吸虫綱 二生吸虫亜綱 有壁吸虫目 住血吸虫科 住血吸虫属に属する動物。哺乳類の門脈内に寄生する寄生虫の一種である。中間宿主は淡水(水田や側溝、ため池)に生息する小型の巻貝のミヤイリガイ(別名カタヤマガイ)。最終宿主はヒト、ネコ、イヌ、ウシなどの様々な哺乳類である。日本住血吸虫がヒトに寄生することにより起る疾患を、日本住血吸虫症という。

<特徴>
紐状の形の、細長い吸虫。雌雄異体で、雌は黒褐色で細長く、雄は雌よりも淡い色で太くて短い。雄の腹面には抱雌管と呼ばれる溝があり、ここに雌がはさみこまれるようにして、常に雌雄一体になって生活する。 体長は雄が9-18mm、雌が15-25mm。虫卵の大きさは70-100×50-70μm。ヒトを含む哺乳類の血管(門脈)内に寄生し、赤血球を栄養源にする。

<生活環>
最終宿主動物の糞便とともに排泄された卵は水中で孵化し、繊毛をもつミラシジウム(またはミラキディウム)幼生となる。ミラシジウムはミヤイリガイの体表を破って体内に侵入し、そこで成長するとスポロシスト幼生となる。スポロシスト幼生の体内は未分化な胚細胞で満たされており、これが分裂して胚に分化し、多数の娘スポロシスト幼生となってスポロシスト幼生の体外に出る。娘スポロシスト幼生の体内の胚細胞は、長く先端が二又に分岐した尾を持つセルカリア幼生となって娘スポロシスト幼生と宿主の貝の体表を破って水中に泳ぎ出す。ミヤイリガイは水田周辺の溝などに生息しており、その水に最終宿主が皮膚を浸けたときに、セルカリアがその皮膚から侵入し感染する。その後肝臓の門脈付近に移動して成体となる。成体は成熟すると雌雄が抱き合ったまま門脈の血流をさかのぼり、消化管の細血管に至ると産卵する。卵は血管を塞栓するためその周囲の粘膜組織が壊死し、卵は壊死組織もろとも消化管内にこぼれ落ちる。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なに~ 日本住血吸虫症って怖い~ あなたは知ってますか


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