2009年6月21日日曜日

胃の病気・・・急性胃炎

胃炎は 胃粘膜の炎症で 時間の経過の違いで急性や慢性があるのね!

急性胃粘膜病変(AGML)は、急性胃炎の強い病変で、激しい出血糜爛や潰瘍、吐血、下血が特徴的・・・ 苦しそう~だなぁ~・・・

急性胃炎、AGMLの原因には主に・・・
・ ストレス
・ 薬の副作用:NSAIDS、抗生物質、抗癌薬
・ 食べ物:刺激物、カフェイン、アルコール
・ ピロリ感染
・ アニサキス(魚の寄生虫)
・・・などが考えられるらしい・・・

身体症状は、上腹部痛、胸焼け、嘔吐などがあり内視鏡検査をする

治療法は原因物質を除去して安静にすればいいのかぁ~

でも ストレスだったらなかなか 原因物質の除去はできなさそう~

薬物療法 H2受容体阻害薬の ガスター、ザンタック
防御因子増強薬の ムコスタ、セルベックス、ガストローム
抗コリン薬は疼痛が強い場合

急性胃粘膜病変の治療・・・
・ 出血を伴う場合は全身管理、輸液などを行う
・ 出血源が限局される場合は内視鏡的止血術にて止血する
・ 止血確認まで絶食とし、酸分泌抑制薬を経静脈投与する

<NSAIDSによる胃炎>
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬で、広く使われている。近年は高齢化に伴い、循環器疾患やリウマチなどで汎用されているが、一方で胃粘膜障害の副作用が多くみられる薬でもある。特に高齢者の服用暦に注意が必要。
(ナースのための早引き消火器疾患ハンドブック参考)

2009年6月14日日曜日

食道癌

食道って 3つに分かれているのね・・・
(頸部食道・胸部食道・腹部食道)

日本人は 粘膜表面の扁平上皮細胞から発生する(扁平上皮癌)がほとんどなんだって・・・


そして・・・
男性に多い!!


ちなみに 欧米では 腸上皮から発生するバッレット食道ゆらいの腺癌が多いんだって・・・


危険因子は・・・
たばこ、濃いアルコール!!
あれぇ~ 女性でもありそうだよね???


※ 症状は 嚥下時の違和感、つっかえ感、嚥下困難、胸痛、嗄声(しゃがれ声)、体重減少
検査: 内視鏡でルゴール染色してその後に生検する
     深達度診断のために 超音波内視鏡検査をする
     進行癌の進行度判定や転移診断に CT検査をする


深達度とリンパ節転移などから進行度を決定するのは この表を参考にする・・・

早期癌とは 食道粘膜内に癌がとどまり リンパ節にも転移がないもの・・・
  
早期癌の治療は 内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD
手術療法は 癌の発生部位によって治療法が異なる・・・
開胸手術による食道切除する
頸部・胸部・腹部」の3領域のリンパ節郭清をする
術後、食道の代わりをする再建臓器は胃が多く、再建ルートは胸骨後が多い
放射線療法 又は化学療法との併用で好成績を挙げる
化学療法:抗癌葉のシスプラチンとフルオロウラシル(5ーFU)の併用投与が主流となる
抗癌葉の副作用として 白血球減少、口内炎、嘔気、下痢・・・他に肺炎、腹水などが現れることもある
(ナースのための早引き消化器疾患ハンドブック参考)